デメリットだけではない狭小住宅
狭小住宅といえば、狭くて暮らしにくい、収納スペースが少ないなどデメリットが多い住宅という印象を持つ人もいるでしょう。確かに、窮屈さや生活動線の悪さを感じることもあるでしょう。さらに、狭い土地に家を建てる場合は、工賃なども割高となる傾向があります。それでも、狭小住宅を選ぶメリットは、税金などの費用を安く抑えられること、土地選びの幅が広がることです。
固定資産税が安い狭小住宅
家を購入した後、毎年払い続けていくことになるのが、固定資産税と都市計画税です。固定資産税などは土地の広さなどから計算していくことになりますが、200平方メートルを超えるかどうかによって計算式が異なります。200平方メートルを超える場合は、土地の価格に1/3をかけた金額が固定資産税となるのに対し、200平方メートル以下であれば1/6をかけた金額で済むことになります。都市計画税も小規模住宅用地の方が安く済むため、毎年支払う税金を安く抑えたいのであれば、狭小住宅を選んでおくと良いでしょう。
立地条件にもこだわれる狭小住宅
主要駅近くなど、立地条件が良いエリアは既に開発済みで、広く快適な家を建てるための土地がなかなか出てこないことは少なくありません。そんなエリアでも、小さな土地であれば意外と見つかりやすいものです。さらに、土地の面積が狭ければその分購入費用を抑えることができるというメリットも生まれます。そのため、家を持つのであれば駅から徒歩数分など便利な場所にこだわりたいという場合は、狭小住宅も視野に入れた上で、土地探しをすると良いでしょう。
狭小住宅のメリットは非常にお得な価格で、マイホームを建築出来る点にあります。経済力がまだ十分ではない若い世代でも、マイホームを都市部で持てます。